教員からのメッセージ(体育学部体育学科)
体育・スポーツの専門家として、「実践力」を高める授業はこの先生に学ぶ!
渡辺博之 教授:器械運動

技能の習得に加えて「教える」ことを学ぶ
教員をめざす学生が多い本学では、自分が技能を習得するだけでなく、人に教えられるようにならなければなりません。できるというのは感覚的なことなので、できない人に何が足りないか、そこをきちんと捉えられるようにするには、よく観察して考えることが必要になってきます。高校までは自分ができればよかったのですが、大学での学びはそこが違うんです。
本学には、きめ細かく学生たち一人ひとりに寄り添い、その人の身になって考えることができる指導者がたくさんいます。教員をめざす学生のためには良い環境、教育がそろっていると思いますね。
鵜澤文子 教授:英語

英語を道具として使い、世界で羽ばたく人材に
本学で必修の外国語コミュニケーションはドイツ語、フランス語、英語のうちひとつを選択できます。英語の授業は親しみやすい教材を使用して英語の基礎を学びます。二年に一度、2月に実施しているオーストラリアでの海外英語・文化講座では単に英語を勉強するだけでなく、さまざまな国の人たちとのコミュニケーションを通して、相手を理解する姿勢を学んでほしいと思います。
自分の意思を自分の言葉で伝えるのは基本中の基本。世界を舞台に羽ばたく学生たちには、そのために英語を役立ててほしいと願っています。
佐藤愛子 准教授:柔道

伝統を学び、人間形成にも役立つ武道
本学では1年生で武道が必修なので、全学生が経験します。安全に、楽しく柔道に触れてもらうことが一番の目的ですが、自分たちが教員になったときに、基礎から自信を持って安全に教えられるように考えて指導しています。3・4年生で柔道を選択する学生は、技の理論や専門的な指導法など、より深い領域まで学びます。本学では教員と学生の距離が近いので、何でも気軽に話せるのもいいところです。
柔道は日本発祥なので、日本の伝統や文化も感じてもらいたいですね。柔道衣を着る、道場をきれいに使う、畳の上で正座をして礼をする、それら全てが人間的な成長につながります。強くなるためや勝つためだけでなく、人間形成のためつくられた柔道を通し、思いやりを持ち、厳しさの中にも優しさを持って人に接する、そんな指導者になってくれることを願っています。