子どもの成長を間近で見られる喜びとやりがい。
より実践力を高めて、自分も共に成長を。

 私の勤めている向陽保育園は、運動に注力した保育内容が特徴のひとつ。東女体大生であることが採用に至る大きな強みになりました。保育士になって今年で3年目、現在は年長クラスを担当しており、子どもたちと一緒にサッカーや鉄棒をはじめ、楽しみながら運動する“ 体育あそび” などを行っています。私は高校生の頃から子どもと運動に関わる仕事に就きたいと思っていたので、希望通りの職場環境で充実した毎日を過ごしています。
日々の保育を通して実感するのは、子どもの成長の著しさ。できることが増えてきたり、思いやりの心が生まれてきたり。心身を育んでいく瞬間を間近で見届け、一人ひとりの人生に関われることが何よりの喜びとやりがいです。
東女体大での学びが、仕事に役立っていると感じることもたくさんあります。クラスメイトと共に創作オペレッタに取り組んだ経験は、運動会のダンスなどで振り付けや音楽を考えるときに周囲と協調しながら、客観的に全体や先行きを見通し、物事を進めていく姿勢も身に付きました。幼児体育の授業では、ひとつの概念にとらわれず、幅広い視野と子どもの目線に立つことの大切さを学びました。その学びを常に心掛けながら、子どもが楽しいと思ったこと を「手助けする」「一緒に楽しむ」という気持ちで、保育に向き合っています。
保育士として、まだまだ学ぶことがあると思っています。今後は保育と運動のスキルをより高めていけるよう、ダンスに再チャレンジしたり、実践的な資格を取得したりしたいと考えています。子どもたちと一緒に、自分も保育士として成長していくのが目標です。