体を動かすことが好きで、東女体大へ入学した理由もスポーツに関わる仕事に就きたいと思ったからです。大学ではバドミントン部に所属していたのですが、市役所の体育館でバドミントンを教えるアルバイトもしていました。そのときに、市役所の職員の方にお世話になって、「こういう仕事もあるんだ」と知って。それから、地元での就職を考えるうちに「私も地域に関わる仕事をしたい」と市役所の職員を目指しました。
さいたま市役所に入職してからは、国民健康保険や戸籍の取り扱いといった窓口業務のほかに申請書の送付など事務作業も担当していました。現在は、職員課で福利厚生
をサポートする業務を受け持っています。なかでも、やりがいを感じるのは職員に向けた事業の運営ですね。最近では、受動喫煙といった問題を受けて禁煙支援を行いました。
実施するために周囲の方から承認を得ることは大変ですが、計画や予算など自分たちで考えたことが形になることにやりがいを感じます。
また、職員課では係長として部下の成長を見守る立場になりました。こういうとき、大学の部活動で身に付けた「指導力」や、活躍する女性管理職を増やすための「指揮監督の力」が活きていると実感します。
社会に出れば、楽しいときも辛いときもあるかと思います。私自身、辛いことも糧にしながら今までがんばってきました。東女体大へ入学するみなさんも、目標や挑戦したいことを設定して困難を乗り越えられる女性になってほしいですね。