卒研に取り組む君たちへ激励メッセージ その4 若山章信先生(バイオメカニクス)
記事公開日:2011.12.08
学生の皆さん。卒業研究のラストスパート、がんばっていますか?先生方から激励の言葉を頂く本シリーズ、第4回目となる今回は、若山章信先生(バイオメカニクス)から熱いメッセージを頂きました。
質問1.先生の卒論の思い出(苦労話)を教えてください。
テーマは「やり投げ選手の傷害」で、ビデオカメラを用いた3次元動作解析と筋電図分析、そして、傷害との関連を検討しました。「スポーツ医学研究室」に所属していたので、障害との関連は必須項目でしたが、「自分の動作を分析してみたい」というのが本音でした。当時のパソコンでは自作プログラムが計算を終えるのに6時間もかかりました。夜中にプログラムを走らせ早朝に戻ると、「error」メッセージでプログラムの書き直し。これを繰り返すこと1週間、とても大変でした。今なら市販ソフトで計算時間は1秒です。
質問2.先生流 卒研という壁の乗り越え方はどのようなものですか?
自分は、「卒業研究」、「修士論文」、「博士論文」と論文を書きましたが、どれも「乗り越えた」という感覚は持っていないですね。「自分が興味を持っていることを確かめる」というワクワク感の中でやってましたから。「やらされた」のではなく、「やらせてもらえた」ことに感謝しています。研究を進めながら興味が深まっていくこともありますから、「やらされいる」感のある学生は、これからワクワクできるといいですね。
学生に向けた激励のメッセージをお願いします!
私のゼミでは、研究方法や結果・考察の文章校正は4年生同士で行わせています。一言一句私がチェックすることは可能ですが、文章の書き方や統計処理などは3年生のゼミで十分教えたつもりなので、4年間の集大成として「自分たちの力で書き上げる」ことを課題としています。大学での4年間の学びを完結させる最後のハードルです。くぐったり、横からすり抜けたりすることなく、しっかり跳び越えて下さい。
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文責 HP作成部会 東山昌央
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