『第1体育館にて』教務補佐さんに直撃インタビュー
記事公開日:2012.03.20
教務補佐さん、彼女達は在学生にとって、とても身近な卒業生です。
第4回は、球技研究室の榛澤真未子(はんざわまみこ)さんをご紹介いたします。
榛澤さんは、球技研究室に所属する教務補佐さんです。本日は卒業式でしたが、関連業務を終えて第一体育館にいるということで、早速準備して伺うことにしました。バレーボール部の練習の中、第一体育館でインタビューしましたので、9人制バレーボールの魅力と共にその内容をまとめてお届けいたします。
―在学中はどんな授業が好きでしたか?
実技では球技全般が好きで、学生として4年間、スタッフとして2年間、球技に関わることが出来ました。座学では『思想と人間観』という授業が楽しかったですね。
―思想ですか?
はい、それぞれの考えを哲学や思想を通じて学ぶことで、自分自身と向き合うことにつながりました。明日と向き合うステップを、示してくれた授業です。もともと、体育大学で哲学を学べるとは思っていなかったので、私にとって良い機会でした。
―球技研究室で仕事をされるきっかけは?
当時、ゼミの森田昭子先生から「私の下で勉強してみないか」と、声をかけていただいたのがきっかけです。私は、体育教師を目指していたのですが、教わる側から教える側になること、体育指導者としてここで学べることを考えて、いいチャンスをいただいたと思っています。
―担当された授業やクラブを通して、一番強く感じられたことは?
うーん。そうですねぇ、「出来なかったことが出来るようになる、そこに面白さがあり感動がある」これですね。自分の対応しだいで相手がどんどん変わっていく、さらに欲を出してアドバイスしようとするから、私自身も成長していける。学生たちと関わることで、成長することができた2年間でした。
―ご専門のバレーボールでは、9人制所属でしたね。
はい。9人制というと、知らない人は「ママさんバレー」というイメージが強いと思います。私は、このイメージを切り崩して払拭したい、と思っています。
9人制リーグは、実業団の登録が多く、とても刺激的な領域です。ラリーが長く続きますし、速攻など攻撃のテンポも早い。その点で、6人制よりもゲームに奥深さがあると思っています。要求される技術的レベルが高く、6年間関わってきましたが、自分の追求は満たされていません。9人制バレーボールに触れてみれば、私がいうことも良くわかると思います。
―来年度は、本学が110周年を迎えますが…
110年で関わったのは6年間(学生4年間と教務補佐2年間)しかない、でもこの6年の中で、歩みの重さを感じ取っていました。
私は、中学生の時から体育教師を志してきたのですが、中学の体育教師、高校の体育教師、いずれも女性教員との出会いがあり、このお二人とも本学バレーボール部出身でした。「私もこういう先生になれるかな」と強く夢を持つようになりました。
大学在学中も、競技を通して数多くの東女体大卒の先生たちに出会うことができました。そうした機会に、伝統と歴史が伝わってきていました。その中には「信頼」というかけがえのない絆があって、私もこの信頼を受け継いで今後につなげていきたいと思っています。
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