東女体大ヘッドライン 教職員と学生による学園情報ブログ!

こどもスポーツ研究会 活動報告

記事公開日:2013.04.10

国立の桜が満開になった春、4号館の教員談話室で勉強会を始めました。
活動を報告します。

こどもスポーツ研究会は、昨年、戸田芳雄先生、秋山エリカ先生と私・佐藤喜代の3人が発起人となり、保育総論研究室から誕生し、昨年の8月26日に学生・保育士・幼稚園教師・小学校教師を対象の実技実践指導研修会からスタートしました。3月27日の勉強会は、さらに器械運動の山田まゆみ先生、音楽科の山本 学先生の他に、国立市教育委員会生涯学習課・スポーツ指導員担当の中道洋平係長と一橋大学講師のハラルド・ポルスター先生(ドイツ人)が新たに加わり、幼児教育と体育の関係を追求した勉強会をスタートしました。
(写真:国立の桜)

山田まゆみ先生の巧みな司会のもとで、研究会の趣旨説明、自己紹介と和やかに進み、山本 学先生の学会発表の練習を兼ねたプレゼンテーションへと展開していきました。山本先生の研究は、本学の公開講座「幼児教室」の実践指導ビデオ映像を分析し、保育者(私)の言葉がけと子どもとのかかわりが音楽と関係するという内容紹介でした。
(写真:研究会風景)

山本先生の指摘は、ビデオ映像の私の声が音楽であり、保育者の言葉がけの表現により、子どもの反応が異なり、子どもの集中度にも影響を与えるということでした。一番の驚きは、その指摘に秋山先生や山田先生が驚くような擬音を使い、ご自分たちの指導の様子を表現豊かに説明し、実践指導再現のごとく擬音合戦が見られました。ハラルド先生がそれは「文化の違い」でドイツの指導風景にはないとのコメントで、全員の大爆笑で擬音合戦は終了しました。
(写真:幼児教室)

そんな楽しい雰囲気の中、山本先生への発表技術や研究内容に対する厳しいコメントもありました。もし、教師の言葉がけや声の出し方により、子どもの気持ちが集中するのであれば、小学校が抱える小一プロブレム対策の一解決策になるのではという希望も見つかり、楽しく面白い研究会をスタートすることができました。

山本先生の学会発表の成功を祈るとともに、こどもスポーツ研究会から本学短大の児童教育学科の素晴らしさが全国に届けられるよう、いろいろな研究分野の皆様とご一緒に子どもと体育の関係を追求していきたいと思います。
(写真:ハラルド先生の研究)

こどもスポーツ研究会
文責 佐藤喜代

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