【海外遠征】「第18回アジア競技大会プレ大会および第3回インドネシアオープン ソフトテニス大会」結果報告
記事公開日:2018.01.16
11月20日(月)から、インドネシア/ジャカルタ・パレンバンで開催されました「第18回アジア競技大会プレ大会および第3回インドネシアオープンソフトテニス大会」の日本代表として、本学ソフトテニス部 武田博子監督と5名のソフトテニス部員が出場しました。
■監督
武田博子
■選手
遠藤 友子 (大学4年)・那須 暁帆 (大学4年)・菊地 はづき (大学3年)・吉田 美穂 (大学3年)・髙井 紀衣 (大学2年)
結果 2位
写真左から、髙井さん、菊地さん、吉田さん、遠藤さん、那須さん
支えてくれた全ての人に感謝を込めて 遠藤 友子 (大学4年/前衛)
武田先生からインドネシアプレ大会に出場する? と声をかけられてから、大学生最後の試合になると思い、両親に頑張ってくるから援助してほしいとお願いをしました。
11月23日の夜のミーティングでは、武田先生から「勝つ予想は1%ぐらいかなー」と言われていましたが、私は絶対に優勝したい、やってみないと分からないと思っていました。準決勝の台湾戦。私はとてもいい緊張で朝を迎えました。日本での練習時に、武田先生から「ラリー4本以内に勝負に行け」と言われていたので、その言葉を思い出し、後衛前を取りに行き、敵の後衛に自分の存在を意識させることができました。チェンジサイズの時に武田先生から、「敵の後衛ははずしのロブを打ってくるぞ」というアドバイスがあったので、そこを張りながら敵の後衛の分析をし、ゲームカウント5-0で勝利することができました。決勝の韓国戦では、パートナーの那須が打ったボールの落下地点に応じて、敵の後衛が配球を変えてくるということが分かり作戦を立てました。 ゲームカウント1‐0、1-1、2-1、3-1、3-2、4-2、4-3アドバンテージ日本、長いラリーが続いたときに私が逆クロスツイストをネットという痛恨のミスをして、負けてしまいました。
国際大会という大きな舞台で、選手としてプレーさせていただくチャンスを下さった、日本連盟・武田先生、本当にありがとうございました。
那須 暁帆 (大学4年/後衛)
このような大会に参加でき、私の中でとても貴重な体験になりました。
インドネシアでの大会は初めてで、少し不安がありました。気温が高かった為体調管理が大変でしたが、国別対抗では準優勝という結果が収められてとても嬉しかったです。シングルス、ミックスダブルスはとても悔しい結果に終わってしまいましたが、たくさんのことを学ぶことができました。特に、韓国人選手のバックハンドストロークの技術を目のあたりにし、日本人選手との差を感じました。
このインドネシアでの経験を活かしてこれからもがんばりたいと思います。
仲間と掴んだ銀メダル 菊地 はづき (大学3年/前衛)
初めての国際大会で緊張もありましたが、日本代表の自覚と責任を持って試合に臨みました。団体の準決勝では中華台北とあたり、1-1で迎えた第2ダブルスを5-2で勝つことが出来ました。相手前衛がレシーブアタックやサービスダッシュ後のローボレーが弱点であることに気づき、徹底的に攻めました。最後まで攻めの姿勢を変えず、相手を冷静に分析出来たことが勝因だと思います。
今大会を通して感じたことは、他国はカットサービスの精度が高く、後衛前衛ともに男子並みのストローク力があることです。また国によってプレースタイルが異なるので、その場の対応力と確かな分析力が大切だと感じました。今後このような力を身につけていけるように、日々の練習から意識して取り組んでいきたいと思います。
大きな1勝 吉田 美穂 (大学3年/後衛)
初めての国際大会は新鮮で自信になった大会でした。
国別対抗では韓国戦、シングルスに出場しました。第1ダブルスで髙井・菊地がファイナルで敗れ、あとがなくなった私はやれるだけやろうと試合に挑みました。試合開始1本目相手のダブルフォルトからのスタートでした。韓国の選手が1本目でダブルフォルトをするなど考えられなかったので、この時相手も緊張しているのだと感じました。この1点で気持ちが穏やかになり私のペースで試合を運ぶことができました。韓国は1ポイントごとに監督の指示があり、なにかしてくるのではないかという恐怖感がありましたが、それでも相手を左右に揺さぶりながらチャンスを確実に決めていきました。ゲームカウント3-1とリードで迎えた5ゲーム目、相手はあきらめかけていたのですが他の韓国選手が応援に駆けつけたことによって粘りのテニスをするようになりました。私は弱気なプレーが増えてしまい、相手に攻撃され5ゲーム目を落としてしまいました。チェンジサイズを迎え、武田監督に「逆クロスが守り神」とアドバイスをもらい、気持ちを切り替えて6ゲーム目に挑みました。「ファーストサーブが大事」、「逆クロスが守り神」と自分に言い聞かせ攻めのプレーをすることができ、勝利に繋げることができました。
この1勝は私を大きく成長させてくれた勝利になりました。このような経験をさせてくださった日本連盟、武田監督には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
髙井 紀衣 (大学2年/後衛)
今回私はシングルス、ミックスダブルス、国別対抗戦の全種目に出場させて頂きました。
大会を終えて印象に残っていることが二つあります。一つ目は韓国の選手はバックハンドが上手く、日本の選手と対戦するときの作戦では通用しなかったことです。スイングがコンパクトで高いバウンドからも落とさず振り切っていました。二つ目は勝利に対するこだわりが強いということです。各国の選手は足にテーピングを巻いていました。お金を貰っている分、必死に練習しているのだと目でもプレーでも実感しました。又、私達は最新のラケットと綺麗なボールで練習し、ユニホームを着て試合に出ることができています。すごく普通のことの様に思いますが、海外へ出ると、そうした環境は決して当たり前ではないという認識もさせられました。聞いた話によると、普段は常に死と隣り合わせの仕事をしている選手もいるそうです。このことを忘れないで技術だけでなく、生活の質も変え感謝して過ごして行きたいです。又、今回の貴重な体験を無駄にせず、常に好奇心と探究心を持ち挑戦し続けていきたいです。
今後のソフトテニス部の活躍に期待しましょう!
この記事に関連する情報
HP作成部会
- << STUDENT
- << 海外遠征の一覧ページへ