【東女体大トリビア】1964年アジア初の東京五輪に学生が参加?
記事公開日:2013.12.30
皆さんご存知ですか?!
東女体大と東京オリンピックに深~~い関わりがあることを...
1964年(昭和39)年10月10日、秋晴れの好天に恵まれ、アジア初のオリンピック東京大会が開幕しました。本学学生が東京オリンピックの前夜祭と閉会式に参加した様子が、本学発行100周年記念誌「藤村学園100年のあゆみ」に記されています。
【前夜祭:輪のダンス】
開会に先立ち、前夜祭が後楽園球場で開催されました。3万数千人の観客が球場を埋め尽くす中、本学学生がマスゲーム「輪のダンス」を披露しました。
前日の大雨でグランドは足首までめり込むほどの泥庭となり、所々に筵(むしろ)を敷いて演技をしました。靴が泥にとられ、踊り終えた学生の1/3は裸足でした。演技の最中に靴を拾い上げる学生は1人もなく、皆が一生懸命に輪のダンスを踊りました。当時の学生の純朴さ、真剣さが伝わる出来事です。
ちなみに、本学学長の加茂先生は大学3年時に、前夜祭と閉会式に参加した1人です。
(写真:当時の写真を手にする加茂学長)
【閉会式:松明(たいまつ)の演技】
閉会式は国立競技場で行われました。閉会式が終盤に差し掛かるころ、いよいよ本学学生の出番です。会場が闇のように暗くなると、黒一色に身を包んだ学生たちはトラックを囲み、松明に火を付けました。その瞬間、会場からは一斉に大きな歓声と拍手が湧起りました。松明を振っている学生たちもあまりの美しさに見とれるくらい、美しいものであったそうです。
最後に大会の成功を祝う花火が打ち上げられ、電光掲示板には「SAYONARA(さようなら)」「MEET AGAIN IN MEXICO 1968(メキシコでまたお会いしましょう)」と表示されました。選手たちは掲示板を背に、名残惜しそうに退場していく中、観客は白いハンカチを振り、『蛍の光』の大合唱でオリンピック東京大会の全日程が終了しました。
(写真:閉会式の松明の演技)
この松明の演技は、観客や選手に大きな感動と興奮を与え、歴史に残るフィナーレとして今も語り継がれています。
2020年再び東京でオリンピックが開催されます。本学の学生や卒業生の皆さんが、どのような形でオリンピックに携わることができるか…今から楽しみです!
また、12月31日(火)20:55~23:45/フジテレビで放送される特別番組で、在学生による松明を使った閉会式の演技をご覧になれます。詳細は後日の東女体大ブログにてお知らせします!
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