平成30年度入学式を挙行いたしました
記事公開日:2018.04.11
平成30年4月3日(火)、藤村総合教育センターにて『平成30年度 東京女子体育大学・東京女子体育短期大学 入学式』を挙行いたしました。
大学 体育学科 386名、大学2年次転入学、3年次転入学および編入学 33名、短期大学 保健体育学科 36名、児童教育学科 73名、合計 528名の新入生を迎えました。
学長式辞
教職員一同皆さんのご入学を心よりお待ちしておりました。ご入学おめでとうございます。ご家族、ならびにご関係者の皆様には心よりお祝い申し上げます。
本日は、国立市長 永見理夫 様、後援会会長 海口徳髙 様、同窓会藤栄会会長 藤島八重子 様、多数のご来賓のご臨席を賜り、入学式を執り行うことができましたことを心からお礼申し上げます。
皆さんが入学された本学は、1902年に、日本で初の女子体育教師養成校として誕生しました。今年で創立116年目を迎えます。
本学は、創設者の藤村トヨ先生により「心身ともに健全で質素で誠実、礼儀正しい女子体育指導者の育成」の建学の精神がかかげられました。この精神を基に先生は、24時間学生と寝食を共に「全人教育」をされました。この教育信条としての「全人教育」は現在も教育実践として本学に受け継がれております。
また、先生の提唱された「腰伸ばせ 立つ時にも 行く時にも 座しても 臥しても、思慮の時にも 運動の時にも 腰伸ばせ即腹の力」は、健康の秘訣として姿勢と心構えを説いた言葉で、事における精神的構えとして現在でも本学園を象徴する教訓として生きています。このセンターホールを出て噴水の横に藤村トヨ先生の銅像があります。銅像の横には、この提唱を刻んだ石碑がありますので、さっそく見てください。
今、皆さんは人生の新しいスタートに立ち将来の夢に向けて期待に胸を膨らませておられることでしょう。
本学では、体育・スポーツ・健康などの女子体育指導者としてまた、社会のあらゆる場で活躍できるように、専門分野を深く幅広く学び専門家としての実践力を身に着けます。
4月からスタートしました保育士資格が取得できる幼保・幼小コースの児童教育学科では「動きづくり」「音づくり」「ものづくり」の視野から体育大学だからこそできる体育の実践を通して幼児や児童の教育・保育に関する知識を深め専門的な能力を身に着けます。
これからの貴重な2年間、4年間をクラブ活動、サークル活動でまた、様々な実習、オペレッタ発表を通して仲間と力を合わせ、豊かな人間関係を教職員とともに築いていただけることを期待しています。
本学は、熱意溢れる先生方が一人ひとりを大切に細やかな指導を行っています。教職員と学生との距離が非常に近く、とても家庭的なところが特徴です。どうぞ安心して研究室に訪ねてください。
さて、2年後の2020年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。本学には、オリンピックで活躍をした卒業生がたくさんいます。今から53年前の昭和39年(1964)東京オリンピックでは、前夜祭に、藤村トヨ先生の妹で、本学の第2代学長 伊澤 ヱイ先生が創作された「輪のダンス」を披露しています。また、閉会式では、本学学生だけの選ばれた300名が「たいまつの演技」を披露し世界中の人々に感動を与えました。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックには皆さんがアスリート、または役員やボランティアとして共に参加し、本学園を、東京を、そして日本を盛り上げて参りましょう。
最後になりますが、本学で学び研鑽をつまれ、日本へ、世界へ発信できる成果を目指してください。皆さまの輝ける未来に向けて教職員は、全力で支援・指導にあたります。
皆さまの活躍、発展を心より祈念し、入学式の式辞とさせていただきます。健康に留意し悔いのない充実した学園生活を送ってください。
本日はご入学おめでとうございます。
平成30年4月3日
東京女子体育大学
東京女子体育短期大学
学長 浅見 美弥子
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