東女体大ヘッドライン 教職員と学生による学園情報ブログ!

令和3年度 学園研修会を開催しました

記事公開日:2021.12.13

 令和3年度の学園研修会が11月25日に開催されました。本研修会はFD・SD委員会の合同研修会として開催されています。今回の学園研修会では法政大学スポーツ健康学部教授の山本浩先生から「スポーツの内なる力」のテーマでご講演をいただきました。 山本先生は1976年NHKからアナウンサーとして活躍、多くのスポーツの解説を行われ、2009年3月にNHKをご退職後、4月から法政大学の教員としてご活躍をされています。本研修会では50名程度の教職員が参加されていました。

 本研修会の話は長年NHKでアナウンサーとして活躍されていた山本先生ならではの公演となっており、内容としては2021年に開催された東京オリンピックを含めたオリンピックにおけるIOCの取り組みから映像配信の進化、インタビュアーとしての力、そして日本の陸上が力を注いだ競歩競技の話をしていただいきました。

IOCはスポーツの意義を有形無形の Legacy として残す活動を行っており、施設やインフラの整備だけでなく映像としてオリンピックの価値を残そうとしていることを説明されました。これはオリンピック開催時の最新の映像記録機器を利用し、より鮮明な映像をLegacy として後世に残すだけでなく、オリンピック毎にノウハウを蓄積することで各競技を、より質の高いものとして記録できるような取り組みを行っていることを、これまでの経験や体験を踏まえお話しいただきました。

これは単に映像や声を届けるだけではなく、各競技の各局面がもつ様々な意味を余すことなく映すことで、一つの側面からだけでは伝わらない競技や選手の思いを残すことに力を注いでいること、それにより映像を視聴する人々が心を動かされること、つまりは「スポーツの内なる力」を説明されているように感じ取ることができました。

また競歩競技では、リオデジャネイロオリンピックと東京オリンピックの実話からオリンピックで日本が好成績を残すために、いかに多くの人々が競技に協力し、偉業を成し遂げることができたのかについて説明され、この成績の実現に向けた多くの人々の団結も、スポーツの内なる力の一つであることを語っていただきました。

本研修会は、幅広い話題の中に「スポーツの内なる力」を考えさせられるポイントがいくつもあり、非常に興味深く体育大学として実りある研修会となったと思います。

総務課

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