令和4年度入学式を挙行いたしました
記事公開日:2022.04.14
令和4年4月3日(日)、藤村総合教育センターにて『令和4年度 東京女子体育大学・東京女子体育短期大学 入学式』を挙行いたしました。本年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と皆様の安全を考慮し、規模を縮小して、入学生及び学校教職員のみで執り行いました。また、入学式の模様をインターネットにてライブ配信いたしました。
大学 体育学科 325名、大学3年次編入学 16名、短期大学 保健体育学科 12名、児童教育学科 43名、合計 396名の新入生を迎えました。
学長式辞
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。大学進学に向けて、一生懸命に取り組んできたことと思いますが、その努力に対して敬意を表します。
また、温かい愛情を持って皆さんを支えてこられた、ご家族の方々をはじめ、関係するすべての皆様に心よりお祝い申し上げます。
一昨年以来、新型コロナウイルス感染症により、新入生の皆さんも、今までに経験したことのない高校生活を過ごされたかと思われます。同様に、本学もコロナ禍での教育の展開には苦労をしているところです。
しかし、本学は体育大学ですから遠隔授業に置き換えられない授業が多くあります。体育の専門実技も展開しなければなりませんから、全教職員の協力のもと、どこの大学よりも早く対面授業を再開しました。
また、大学構内への入構は一切禁止せず、クラブ活動も禁止しませんでした。それでも感染者が極めて少ないのは、在学生と全教職員との信頼関係の上で、皆が感染対策を徹底したからだと思います。
今後も続くと予想されるコロナ禍ですが、さらに感染対策を徹底して、大学教育を展開していくつもりですので、新入生の皆様にも是非ご協力、よろしくお願いします。
さて、本学の歴史は古く、その創立は明治35年(1902)年で、明治、大正、昭和、平成、令和とその歴史を刻み、今年、5月10日で、学園創立120周年を迎えることになります。
その記念事業として昨年、陸上競技場の脇に「藤村スポーツセンター」が完成し、すでに授業・クラブ活動などで活用しています。このように長い歴史に支えられているこの体育専門大学で、あなた方は今日から学ぶことになり、社会に出る前の最後の教育を受けることになります。
そのあなた方が、いままで、体育・スポーツを学ぶ中で身につけてきた常識は、「失敗しないと上達しない」ということだと思います。スポーツで体を自由に動かせるようになるには、失敗は避けて通れません。
こうして、失敗という経験を何度も乗り越えてくることで、「やればできる、絶対できる」という信念が生まれてきます。こうして、今までにスポーツに取り組んできたのではないかと思います。
しかし、今後は、スポーツに限らず、何事にも挑戦をしてみてください。社会に出る前、今だから許される失敗も多くあります。是非、勇気を持って色々なことを試し、有意義な学生生活を送っていただきたいと思います。
多くの仲間と知り合い、多くの考え方を学び、試すことで、失敗や成功の経験を積み重ね、素晴らしい人間として成長することを期待して、式辞といたします。
入学おめでとうございます。
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