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公開講座 社会人講座「GIGA時代の授業づくり」を開講しました

記事公開日:2022.11.14

公開講座 社会人講座「GIGA時代の授業づくり」を開講しました。
小中学校に配布された1人1台のGIGA端末を使って、どのように授業をつくっていくのか。
また、学校生活を軸としてGIGA端末の活用をどう広げていけばいいかを実習を通して考察します。

日時:令和4年8月5日(金)10:00~13:00
会場:2号館マルチメディアルーム
講師:石出 勉 准教授
対象:社会人(小・中学校教員)

GIGAスクール構想とは

そもそも、GIGAとは何なのか?
GIGAとは、Global and Innovation Gateway for Allの略であり、GIGAスクール構想とは、多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化された創造性を育む教育のことです。
児童生徒に1人1台GIGA端末が配布されるようになった現在の教育現場で、クラウドを活用し子どもたち一人一人の個性に合わせた教育の実現を目的としています。
さらに、教職員の業務を支援する「統合系校務支援システム」の導入で、教員の働き方改革につなげる狙いもあります。

今回は、Society5.0時代を生きる子どもたちにどういった授業展開をしてけば良いのかを学びました。

ICT活用の体験

ICTは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、情報技術とコミュニケーションを活用した技術を指します。

現在の教育現場は、アクティブラーニング「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称」(文部科学省 用語集より)を取り入れた授業改善が行われています。

実際の現場でICTを活用するには授業でどのようなことをすればよいのかを実践しながら学んでいきました。
今回の講座では、共同編集、テキスト(データ)マイニング、Youtubeを活用し、パワーポイントに挿入する方法等を学びました。

ICT活用の事例を知る

児童生徒たちがより充実した「個別最適な学び」、「協働的な学び」をするために、ICTを最大限に活用することが求められています。

様々な学校でのICT活用の事例写真を見ながら、より理解を深めていきました。

【参考資料】
学習指導要領(平成29年3月告示)
第1章 総則
第1 中学校教育の基本と教育課程の役割
 2 教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成


また、近年では教育DX(デジタル・トランスフォーメーション)「学校が、デジタル技術を活用して、カリキュラムや学習のあり方を革新するとともに、教職員の業務や組織、プロセス、学校文化を革新し、時代に対応した教育を確立すること」が推進されています。

実例として、プリントをPDFデータで配信する、小テストをタブレットで回答し回収、採点を行う、板書をスライドに置き換える(電子黒板の活用)等、今までの授業を置き換えることが可能です。
タブレットを使用することで授業を拡張、改良、変化させることが可能となり、学習そのものに変わりはありませんが、学習効果の増大が期待されます。

また、タブレットを活用することで、教室の授業をオンライン配信したり、世界中の教室とシェア、協力したりすることも可能となり、教室という垣根を超えた活動が可能となりました。

また、デジタル技術の活用は授業だけでなく教職員の校務の情報化にも活用されています。
テストの採点や成績処理、近年では学級通信や学校だよりもプリント配布ではなくホームページ上に記載、メール配信を活用する学校が多くあります。
ICTの活用は、教職員の働き方改革にもなっていることを確認しました。
参加者の皆さんは、終始メモを取りながら受講され、積極的に質問をしながら、タブレット操作を学ばれていました。

【参加者アンケート】より

「今後の授業づくりに活用できるものばかりでした。実際にやってみる場面もあり、とてもわかりやすかったです。ありがとうございました。」
「現場を知っている先生の講座だったのでわかりやすかったです。来年度も是非開講してほしいです。今日はありがとうございました。」

関連するSDGs目標

目標4:すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
目標8:すべての人々のための包摂的かつ持続可能な経済成長、雇用およびディーセント・ワークを推進する
目標9:レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る

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