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平成26年度入学式を挙行しました

記事公開日:2014.04.07

平成26年4月3日(木)、藤村総合教育センターにて平成26年度 東京女子体育大学・東京女子体育短期大学入学式を挙行いたしました。
体育学部 体育学科389名、3年次編入21名、短期大学 保健体育学科69名、短期大学 児童教育学科99名、総勢578名の新入生を迎え、盛大に執り行われました。

式次第

 一.奏楽
 一.開式の辞
 一.国歌斉唱
 一.入学許可
 一.学長式辞
 一.理事長祝辞
 一.祝辞
 一.祝電披露
 一.入学生宣誓
 一.校歌
 一.閉式の辞
 一.奏楽

学長式辞

例年になく寒い日が続き、東京には2回も大雪が降りました。電車も止まり、大学に来ることが出来ずテストを2週も延期しましたが、なんとか3月20日の卒業式を無事終了し、貴女方の先輩は社会に大きく羽ばたいていきました。
本日は多数のご来賓のご臨席を賜り、東京女子体育大学ならびに東京女子体育短期大学、平成26年度入学式を挙行出来ますことは、本学にとってこのうえもない喜びでございます。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。ご家族の皆様にも心からお祝い申し上げます。

新入生の皆さんは、本日より東京女子体育大学・東京女子体育短期大学の学生になりました。大学は真理を追求するところのアカデミックな研究の府であります。同時にまた普遍的な人間としてオールラウンドなパーソナリティーを持つ応用的な能力、さらに専門的な知識を培うところのプロフェッショナルな教育の場であります。これからの2年間、または4年間を、自ら選んだ大学で教育と研究に没頭し、自らの人生観を確立し、社会観・人間哲学を学びとることから始めなければなりません。
本学は創立112年を迎えます。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの決定を迎え、新たに6年後に向けてスタートをする年となりました。学生と共に教職員は女子体育大学の発表の場を考慮しています。

本学は西暦1902年、明治35年、現在の文京区小石川に私立東京女子体操学校として誕生しました。学校設立の目的は、高等女学校、女子師範学校で(今の女子高校、女子大学に当たります)女性の体育の先生を育てることでした。当時、日本には女性の体育教師を専門に育てる学校はなく、東京女子体操学校は、日本で最初の女子体育専門学校となりました。第1回の卒業生は20人程だったと言われています。それから112年間、本学は沢山の優れたスポーツ選手、体育指導者を世に送り出してきました。
本学の建学の精神は「心身ともに健全で、質素で誠実、礼儀正しい女子体育指導者・児童教育指導者を育成」することにあります。そして本学の実質的な指導者として基礎を築かれたのが藤村トヨ先生です。
藤村トヨ先生の石像がこの式場の横にあります。藤村先生の石像の横に石碑があり、こう刻まれています。

「腰伸ばせ 立つ時にも、行く時にも、座しても、臥しても、
  思慮の時にも、運動の時にも、腰伸ばせ即腹の力」と。

あなた方が毎日石像の前を通ると、トヨ先生はきっとあなた方に語りかけて下さいます。
「立っていても、座っていても、いつどんな時でも背筋をすーっと伸ばし、美しい姿勢を保ちなさい」と。
美しい姿勢は気力の表われです。姿勢の美しい女性を見ると私はその女性に凛とした精神的な気高さを感じます。その教えが腰伸ばせです。

さて、新入生の皆さん、あなた方はこれから体育と幼児教育を理論と実践の両方から学ぶことになります。そこでは、理論が実践を支え、実践によって理論を鍛え直していこうとする視点が必要です。スポーツの技と技術には理論の裏付けがあり、新しい技と技術が開発されれば、理論もまた新しく作り替えられていくものなのです。体育や幼児教育についての理論を学ぶのは、机の上だけの事ではありません。いつも実践・実習・練習と結びついていなければなりません。
体育も幼児教育も常に実践的な学問である事を忘れないでください。しかも大学で学ぶ知識と技能は、あなた方が将来なりたい職業にとって、なくてはならないものですから。
今のこの勉強が、今のこの練習が、社会に出て役に立つのだと自覚して主体的に取り組んで下さい。

本学には優れた先生が沢山いらっしゃいます。オリンピアンの先生もいらっしゃるし、オリンピアンを育てた先生もいらっしゃいます。本学の卒業生で2回オリンピックに出場された先生をご紹介しましょう。

はじめに、秋山エリカ先生です。
秋山先生は、ロサンゼルスオリンピック、ソウルオリンピックの日本代表選手として新体操個人競技に出場されました。その後も教員として、コーチとして、後輩を毎回オリンピック選手とし育てられています。
もう一人は、佐藤理恵先生です。
佐藤先生は、アテネオリンピックで銅メダル、北京オリンピックで金メダルに輝いたソフトボールの日本代表選手です。テレビで観た方もいらっしゃるでしょう。決勝最終回の打球を一塁でバシッと受け止めたのが佐藤先生です。その時のことをお聞きしましたら、全身が緊張して一瞬金縛りになったかのようになり、動けなかったそうです。(そうでしたか?)
テレビ解説をしていた宇津木さんが思わず涙声で「ヤッター」と叫んだ声は今でも忘れられません。
さてもう一方は塚田真希先生です。
本学の卒業生ではございませんが、東海大学の山下泰裕副学長からご紹介いただき、2年間のイギリス留学より昨年帰られ、今年から本学の専任教員としてお招きした先生です。テレビ等でご存知だと思いますが、塚田先生はアテネオリンピック金メダリスト、北京オリンピック銀メダリストの日本代表女子柔道選手です。

あなた方の前にいらっしゃいます先生方はこれからの勉強・クラブはもちろん、将来についても親身になってご指導くださいます。

今まではあたりまえであった生活、家族で育ったあなた方は、今日からほとんどの方が一人暮らしを始めることになるのです。きっとだれもが感じるのは親の愛への感謝だと思います。人間一人では何も出来ない、半分以上は親がやってくれていたことでしょう。これからは感謝の意味をこめて、しっかり目標を持ち、一日一日を大切に前進してきましょう。

本学の教職員は、あなた方の強い味方です。でも、何より強い味方は今日ここに一緒に入学をした仲間たちです。苦しいこと、辛いことが沢山あるでしょうが、そのような時に一番の相談相手は先輩であり、仲間達です。仲間たちは良きライバルであり、良き友人として強い絆で困難を乗り越え、一生の友情を育んで下さい。

スポーツは人に勇気と希望を与えてくれます。3年前の3月11日には東日本大震災が起きました。その後の「原発」等で日本に大きな衝撃と、深い苦しみを与えたことは今もなお、忘れることはできません。しかし、あの年の「なでしこジャパン」の活躍は日本を元気づけてくれましたね。あなた方もスポーツを通じて明るい日本を作る為に貢献して下さい。

ここ国立市の桜並木、そして本学の桜はもうすぐ満開になるでしょう。校舎の窓からは日本一の美しい富士山も見えます。あなた方の行く先には希望の光があふれています。頑張りましょう。

終わりになりましたが、ご家族の皆様、ご来賓の皆様、東京女子体育大学、東京女子体育短期大学の発展の為、限りないご指導ご支援を賜りたくお願い申しあげます。

私達教職員は一丸となり、学生と共に一歩一歩努力し続けることをお約束し、式辞といたします。


平成26年4月3日
東京女子体育大学
東京女子体育短期大学

学長 加茂 佳子

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