7月31日から8月4日まで、長野県の戸隠高原で4泊5日のキャンプ実習が開講されました。
薪を使った野外炊事とテント泊のキャンプ生活を基本にしながら、戸隠高原の自然を活用したプログラムが展開されました。
初日は開講式の後、テントやタープの設営をして生活の環境を整え、夕食では薪を使った野外炊事でキャンプ生活がスタートしました。本格的なキャンプ生活は初めての学生も多く、設営も炊事も試行錯誤のキャンプ初日でした。
2日目は自然散策を通して戸隠の自然について理解を深めました。戸隠高原は豊かな自然環境を有していますが、古くから修験道が栄えた場所でもあります。随神門や奥社、鏡池まで足を延ばし、戸隠の自然と歴史を体感しました。
3日目は実習のメインプログラムの黒姫山(標高2,053 ㍍)登山でした。班毎に地図やGPSアプリを活用して山頂を目指します。初めて本格的な登山を体験する学生もおり、苦労することもありましたが、稜線からは素晴らしい景色を眺めながら歩くことができました。全ての班が無事に登頂することができ、大きな達成感を味わいました。
4日目はそば打ちやキャンプファイヤー等のプログラムで実習をまとめていきます。日本三大そばの一つと呼ばれ、修験者の携行食が始まりとされる古い歴史を持つ戸隠そばに触れることで、より戸隠高原に対する理解を深めることができました。キャンプファイヤーの準備をしながらキャンプ場でのんびり過ごす時間も実習をふりかえる貴重な時間です。
昨年まではコロナ禍の影響によって、日程を短縮して実施されていましたが、今年は4年ぶりに4泊5日の実習を行うことができました。戸隠高原の雄大な自然の中で自然体験活動の楽しさや意義を体感することができ、体育指導者を目指す学生にとっては貴重な経験ができた5日間となりました。
2023.06.19
2024.04.24
2024.06.15