岩 小鈴 さん
東京女子体育大学 体育学部体育学科
野外活動ゼミに所属
2025年2月から、本学卓球部の監督に就任。
【インタビュアー】本日は、大学に通いながら起業にも挑戦している岩小鈴さんにお話を伺います。大学生活とビジネスの両立、そしてその裏側にある苦労や楽しさについて深掘りしていきます。岩さん、よろしくお願いします!
【岩小鈴さん】よろしくお願いします!大学と起業を両立するのは大変なこともありますが、やりがいもすごく大きいです。
岩さんが経営する、卓球バー「rinQ」
【インタビュアー】まず、大学に進学した理由について教えてください。
【岩小鈴さん】高校生のときにオープンキャンパスに参加して、施設の充実度に驚いたんです。それに加えて、卓球と勉強(教職免許)を両立できる環境が整っていたことが決め手でした。「ここなら頑張れる!」と思って進学を決めました。
【インタビュアー】なるほど。では、起業を意識するようになったのはいつ頃ですか?
【岩小鈴さん】実は中学生のころからです(笑)。その頃、経済関係の本をたくさん読んで、日本の労働環境について疑問を持つようになったんです。「このまま会社員になるのが本当に自分に合っているのか?」と考え始め、自然と「起業」という道が頭に浮かびました。
【インタビュアー】高校生のときではなく、中学生のときから意識していたんですね!大学に入ってから起業のために具体的に動いたことはありますか?
【岩小鈴さん】学内で特別な活動はしていなかったですが、学外で積極的に動いていました。特に、人脈を広げるために様々なコミュニティに参加し、信頼できる人にビジネスについて相談することを大切にしていました。
卓球ブランド「Admiral TABLE TENNIS」
【インタビュアー】大学に通いながら経営をするのは簡単ではないと思いますが、どのように両立しているのですか?
【岩小鈴さん】私はショートスリーパーなので、睡眠時間をうまくコントロールしています。 例えば、お昼休みや練習前の隙間時間に20分ずつ仮眠を取ることで、長時間活動できるように調整しています。
【インタビュアー】確かに、起業と学業の両立には効率的な時間の使い方が重要ですよね。
【岩小鈴さん】そうですね。それと、母との約束が大きかったです。「大学はストレートで卒業する」という約束があったので、起業しても絶対に学業をおろそかにしないように意識していました。
【インタビュアー】お母様との約束が、岩さんの起業と学業を両立出来た柱になっていたんですね。では、岩さんが経営しているお店について教えてください。
【岩小鈴さん】コンセプトは「卓球×カラオケ×BAR」です。卓球経験者のスタッフが働いていて、卓球が初めての人でも気軽に楽しめる空間を提供しています。お客さん同士が卓球を通じて交流できるのも魅力のひとつです。
【インタビュアー】人をつなぐ場所となっているんですね。経営者として、楽しいことや大変なことはどんなことですか?
【岩小鈴さん】一番の苦労は「人を雇い、動かすことの難しさ」ですね。バイトの子たちは、仕事として来てくれていますが、「同じ目標を持って働く」という意識を持ってもらうのが難しいんです。単なる労働ではなく、**「一緒に何かを成し遂げる仲間」**として関わってもらうことが大切だと感じています。
【インタビュアー】なるほど、人を雇う立場になって初めて気づくことも多いですよね。
【岩小鈴さん】本当にそうです!でも、その分、ひとつひとつ目標を達成していく楽しさもあるんです。特に、自分が考えたビジネスが軌道に乗った瞬間や、お客さんから「楽しかった!」と言われると、頑張ってよかったと思えます。
【インタビュアー】今後の目標について教えてください。
【岩小鈴さん】今は卓球を中心としたビジネスを展開していますが、将来的には**「より多くの人に愛されるようなサービス」**を提供できるようになりたいです。卓球だけにこだわらず、幅広いジャンルで挑戦を続けていきたいと考えています。
【インタビュアー】ありがとうございます。今後も卓球だけにとどまらず様々な分野で活躍される岩さんを楽しみにしていますね!
岩小鈴さんの話から、大学生活と起業の両立は決して簡単ではないものの、学びと挑戦の相乗効果が生まれることが分かりました。「大学は将来の選択肢を広げてくれる場であり、そこで得た知識や人脈が、起業にも活きている」と語る岩さん。進路に迷っている高校生や、何か新しいことに挑戦したいと思っている大学生にとって、「好きなことを軸に動き続けることの大切さ」を教えてくれるインタビューとなりました。
2023.06.19
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