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研究・教育

保育実習で学んだこと<後編>

記事公開日:2024.05.22

保育で大切なことは「連携」と「柔軟性」

こどもスポーツ教育学科2年生の村上真菜さんに保育実習を振り返ってもらいました。前編では、保育実習を通じた、「嬉しかったこと」、「大変だったこと」について聞いてきました。後編では、どのようなことを語ってくれるのか、楽しみですね。

■保育実習で学んだことを教えてください

保育者同士のコミュニケーションをとても大切にされていたことです。連絡帳はICTを活用されており、保護者との連携を図られていました。それだけでなく、担当していないクラスの子どもの情報なども保育士を始め、看護師、栄養士、園長先生とが情報共有していました。例えば、アレルギーの子どもの給食など、保育者同士が確認し合ったうえで、子どもに配膳するようにしていました。また、きょうだいのいる子のお姉ちゃんが、病み上がりで登園した日に、弟の子が咳をしていました。そこでも、保育者同士がコミュニケーションをとり合い、広がらないよう、端の方で午睡するといった配慮がされていました。このことから、私は、保育は1人でするのではなく、連携を取りながら、皆でしていくことが大切であることを学びました。

■実習を含めて、大学生活の1年間を振り返ってみてください。

授業で沢山のことを学びましたが、保育実習に行ってみて、授業で学んだことがうまくいかなかったり、予想外の出来事もたくさんありました。その時に保育士はその場で対応していく力を身につけてることが大切だなって思いました。今回、私は、ここでインタビューを受けていますが、こういう際にも、全て考えてきたことを話すのではなく、その場で閃いたことを話していくことが大切なのではないかと思います。

■どのような1年間にしていきたいですか?

今回の保育実習は子どもと一対一で関わることが多かったのですが、保育実習Ⅱでは責任実習があります。そこでは、個の関わりだけでなく、集団に対する話し方、伝え方が求められると思います。このことについて、普段の授業から学び、実習の際に活かしていきたいと思っています。

体育大学で保育を学ぶことの強み

■新1年生と、高校生にメッセージをお願いします。

私は、体を動かすことが好きなので、体育大学で保育を学ぼうと思い、進路を決めました。入学後、体育の授業の中で、陸上をする授業がありました。そこでリレーを行ったのですが、ただ自分達がリレーをするだけでなく、幼児がリレーをする際のポイントも同時に学ぶことができました。こうしたスポーツを「する」ことに加え、「ささえる」ことについて知ることができることに、体育大学で保育を学ぶ意味を感じます。「体を動かすことが好き!」、「子どもと一緒に体を動かして遊びたい!」などと思っている学生にはとて良い大学だと思います。

村上さん、ありがとうございました。

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