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研究・教育

ゼミナール特集: 「教師になりたい!」の夢を叶える。

記事公開日:2024.11.19

TWCPE注目ゼミ 豊岡弘敏ゼミ 体育科教育学

「幸せ」について

 教員採用選考に学生が合格できるように、特に取り組んでいます。
 しかし、教師になること以上に、人生では「幸せ」になることがより重要です。
 「教師になること」と「幸せ」になることは同じではありません。もちろん、教師になる為の授業やゼミを行っていますが、わたしは学生が教師になろうがなるまいが、一番は「幸せ」になることだよ、と話しています。
 保健体育科教育法の授業では、学生が先生になり、児童や生徒が楽しいと思える体育授業ができるように教えています。
 ゼミでは、フィールドワークとして小中高校を定期的に訪問し、体育授業を見に行きます。他教科の授業見学や校長先生からの講話も学生にしてもらっています。ゼミ生にとっては、とても大きな学びとなっています。

学生を取り残さない!置き去りにしない!

 100人以上の学生を教える授業もあり、体育授業の指導案作成の授業などは、講義形式の授業では学生の多くが理解できず、指導案が書けずに取り残されてしまいます。わたしはそうならないように、机間巡回し一人一人の学習の進度状況に合わせ個別指導を行ったりしています。学生を取り残さない、置き去りにしない授業づくりを心掛けています。

 ゼミ生はみんな明るく元気!性格は負けず嫌いで、最後までやり通そうとします。頼もしいです。
 教員採用選考の対策として、月一回の論文作成を課題にしていますが、ゼミ生は一生懸命に取り組むし、面接ごっこ(練習)も積極的です。だから、教員採用選考の合格者や3年前倒し通過者も多く出している研究室なのです。
 フィールドワーク(学校訪問)とゼミ合宿。それから、12月と3月に「書く語る教室」を行っています。この教室では、現場の校長先生や他大学の先生も招き、ゼミ生に書くことや語ることを教えてもらい、学ぶ場にしています。

「幸せ」な未来を築いてほしい!

 学生に寄り添うこと!学生の伴走者となることかな、と思います。こっちだ、あっちだと言ったり、どうしてもあれこれ示したりしてしまうのですが、学生を信じて待つことや、与え過ぎないことが必要ですね。
身に付けなければならない何かを、主体的に見つけ出せる力を身に付けてほしいですね。

豊岡弘敏 大分県生まれ
東京女子体育短期大学こどもスポーツ教育学科 教授
東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程・保健体育科専攻(教育学修士)
主要学科目は、保健体育科教育法・部活動マネジメント演習

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