研究・教育
PROFILE
花塚美幸さん
東京女子体育大学体育学部体育学科
剣道部で活躍している花塚未幸さんは、年長の時に兄の剣道場について行ったのをきっかけに剣道を始めた。今も続けており競技を始めて15年になる。15年間たくさんの経験をしてきたが剣道が楽しいから、魅力に溢れている競技だからこそ今も続けている。現在は剣道部の主将としてチームの中心に立ち、チームをまとめ上げている。
花塚さんは常にチームのことを考え、部則の見直しなどチームメイトが過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる。その中で、自分自身の練習にも向上心を持って取り組んでいる。仲間を支えながらも自らの努力を重ねる姿から、主将としての責任感と向上心が輝いている。
花塚さんが語る剣道の魅力は、自分が努力すればするだけ強くなることができることだ。試合前には対戦相手に合わせて戦術を考え、技や攻め方などを組む。考えた戦術がはまって勝った時はすごく嬉しく「よっしゃー!」と思う。花塚さんは感覚で動くより、戦術を考えて戦うのが得意だ。戦術を考えるのは大変だし時間もかかるが、努力した分だけ結果に繋がるのだ。
戦い方は十人十色。その多様さが個性を輝かせ、自らの色を出すことができる。十人十色こそが、剣道の真の魅力を深めている。打つところはたったの4つしかないが、技はたくさんある。できない技ができるようになったとき嬉しさは特別で、その技は自分の技へと変わっていく。
礼に始まり礼に終わるからこそ、戦いにはメリハリが生まれ、試合後には戦術を語り合いながら仲を深められる。対戦相手と交流ができることで、相手が試合前にどんな戦術を考えてきたのか知ることができ、面白いそうだ。その交流で全国に友達ができる。礼に始まり礼に終わる伝統的競技だからこその交流である。
「剣道は団体戦も個人戦だ。」自分が負けるとチームは負けてしまう可能性がある。プレッシャーの中でプレーをする。花塚さんは、粘り強く戦うことができ、多くが3・4番目の選手として戦うことが多い。前の選手が負けていると後がない。自分の勝敗でチームの勝敗が決まることが多い。だからこそ粘り強さで勝つことができる花塚さんが戦う。団体戦はチームメイトが近くにいてくれるから励まし合えるし、気合を入れることもできる。自分が負けてしまっても、チームメイトに勝利へ導いてもらえることもある。戦うのは一人であるから個人戦のようなものだが、その中に団体戦ならではの楽しさもある。
「勝った瞬間がとても嬉しく、楽しい瞬間です。心の中でよっしゃー!と思っています。」
毎日の練習はしんどいことも多い。そのうえ、毎回試合で勝てるわけでもないが、勝つ楽しさや嬉しさを知っているから頑張れる。勝った瞬間にだけ感じることができる剣道の楽しさがあるのだ。
中学時代は結果を残すことができず辛かった。指導者からは「中学で剣道を始めた人に負けるよ」などひどい言葉をかけられていた。結果を残せていないことは花塚さん自身が一番分かっている。だからこそ、「なんでそんな言葉をかけられないといけないのだろう。」と腹が立った。「何のために剣道をやっているのだろう」と思い悩むこともあった。
「悔しかったんです。強くなったら誰にもなんも言われないと思い、その分直向きに頑張り続けられました。」
結果を残せない時期はとても辛かったし、優しい言葉をかけてくれる人はいなかったけど、その悔しさと怒りをバネにできたからこそ、辛かった中学時代を乗り越えることができた。辛かった時にやめてしまっていたら、今の花塚さんはいない。悔しさを頑張りに変えることができるのが、花塚さんの強さでもある。この経験があったからこそ粘り強いプレーができるのかもしれない。花塚さんは努力をし続けているのだ。
「主将としてチームをまとめ上げ、個人と団体でインカレに出たいです。まずは、関東で勝ちます。」
自分のことだけでなく常にチームメイトのことも考えている花塚さんが、これからどのようなチーム作りをしていくのか楽しみである。そして、16年目の剣道人生をどのような戦術で戦いぬくのか見どころである。大学生活もあと一年、まだまだ成長し続ける花塚さんの活躍が楽しみだ。
文:スポーツマネジメント学専攻コース3年 西澤理子
2026.02.09
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