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研究・教育

コートの外から支えるバスケットボール:学連運営に挑む小野寺さん

記事公開日:2026.03.13

PROFILE

小野寺凛香さん

東京女子体育大学体育学部体育学科

小学生の頃、お姉さんの影響を受けてバスケットボールを始める。高校生まではプレイヤーとして関わっていたバスケットボールだが大学からは視点を変えて新たな形でバスケットボールに関わる。

 

表舞台でなくても、好きなことに全力で向き合う人がいる。小野寺凛香さんはコートの外から競技を支えている一人だ。

競技者から運営者へ――新たな関わり方

小野寺さんがバスケットボールを始めたのは小学生の頃。お姉さんの影響がきっかけだった。中学・高校でも競技を続け、高校最後の年までバスケットボールに打ち込んでいた。

しかし、高校最後の年に怪我を経験する。

「バスケには関わりたいけど、選手としてじゃない形もあるのではないかと思うようになりました。」

もともとお姉さんが学連で活動していたこともあり、大学では学連のスタッフとしてバスケットボールに関わることを決意した。

大会を支える学連の仕事

大学のバスケットボール学連では主に大会の運営を担っている。会場の確保、日程調整、対戦カードの作成など、その業務は多岐にわたる。学連以外の大会日程も考慮しながら、基本的には1年後の予定を決める。

学連には8つの部署があり、小野寺さんはそのうち3つに所属。また、マネージャーとして、大学選抜で選ばれた選手やスタッフとともに大会や遠征にも参加している。

大会前後は週5日ほど活動することもあり、普段でも週3日ほど学連の仕事が入る。また、協賛企業への挨拶回りや会議など、企業の人と関わる機会も多い。

「パソコンを使った業務が多かったり、ビジネスマナーを意識したりする場面が増えました。社会に出てからも活かせる経験だと思います。」

大変さの中にあるやりがい

活動の中で大変なことも多い。大学の授業後に活動場所まで移動し、帰りが遅くなることも少なくない。学業との両立に苦労する場面もあるという。

 一方で、やりがいを感じる瞬間も多い。

「大会が無事に終わった後、SNSのコメントやお客さん、選手から『ありがとう』と言ってもらえると、裏方の仕事をやっていて良かったと思います。」

選手ではなく運営側として試合に関わることで、競技の新たな魅力にも気づいた。

運営の現場で求められる工夫

運営の現場では、細かな配慮が欠かせない。「情報はできるだけ早く、分かりやすく伝えることを意識しています。」

マネージャー業では、選手のコンディションやメンタル面にも気を配る。普段はそれぞれ大学が異なり、常にそばにいられない分、一回いっかいの声かけや確認を大切にしている。また、過去に起こったハプニングをきっかけに、持ち物や備品など細部まで確認する重要性も実感したという。

「自分のことは後回しにして、まずは選手第一で動くようにしています。」

学連活動を通して得た成長

学連に入り、決断を重ねる経験をしていくうちに、自分の中でも大きな変化があった。

「以前よりも、しっかり考えて行動できるようになったと思います。」

学連での活動で培った責任感や調整力は、これからのの社会生活にも繋がっていくはずだろう。コートの外から競技を支える小野寺さんの挑戦は、これからも続いていく。好きなことに全力で向き合う姿はやっぱりかっこいい。

文:スポーツマネジメント学専攻コース3年 三澤杏菜

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