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東女体大Women's

講師育成を通じて日本の体育の魅力を世界に発信

記事公開日:2024.03.01

PROFILE

株式会社ジャクパ 国際体育講師インストラクター
風間 梨花 さん

20133月、卒業。
企画・営業の職を経て、株式会社ジャクパに入社。シンガポールで 2 年間体育教室と新体操教室を受け持ったのち、ベトナムに渡り体育講師育成を担当。

海外で始めた、日本式の体育教室

東京女子体育大学で新体操を学んだ母親の影響で、幼稚園から大学卒業までずっと新体操競技をしていました。大学時代には、部員 90 名を束ねる主将も経験。とにかく新体操一色だった私ですが、大学卒業後は別の道にもチャレンジしてみたいと思い、スポーツ系ではない企業に就職しました。4年間勤めましたが、やはり「また新体操に関わる仕事がしたい」という気持ちが生まれてきて、現在の会社(株式会社ジャクパ)に入社しました。
弊社は、日本は北海道から鹿児島まで、またアジアを中心とした海外にも支店を持ちなが ら、幼少児対象の体育の正課指導と、体育・新体操・チア・サッカーなどの各種課外教室を提供する企業です。私は海外での生活にも興味を持っていたので、ぜひ日本の体育の素晴らしさと新体操の面白さを世界に伝えたいと思い、入社しました。

 最初の勤務地はシンガポール。午前中はローカル校やインターナショナル校の体育指導、午後は新体操指導をしていました。シンガポールの学校はとにかく学習時間が長く、運動に時間を割けないのが現状です。
子どもの基礎的な体力をつけるためにアフタースクールとしてスポーツを取り入れる家庭が多くあります。シンガポールでは新体操の認知度は低いのですが、この教室は好評を得て、日本の子どもだけではなく、現地の方や様々な国から来た駐在員のお子さんも参加してくれるようになりました。新体操の魅力を世界に伝えることができたと手応えを感じた瞬間です。

文化は違っても目的は「みんなでスポーツを楽しむこと」

シンガポールで 2 年間、体育と新体操を教えた後、ベトナムへの転勤が決まりました。ここでは、シンガポールとは変わって体育講師を育てる仕事に専念。ベトナムでは体育教育の習慣がなく、さらに文化や言葉の壁もシンガポール以上に大きいものでした。
私は大学時代に教職課程も履修していたのですが、学んだことが通用しないシーンが多々あり、悩んだことも 事実です。特に文化の違いは大きかったですね。

たとえば、日本では体育の授業で話を聞く際は体育座りをしますが、海外ではあぐらが一般的です。そんな日常的な文化も異なる土地で、一つひとつの文化の違いを紐解きながらの講師教育の日々でした。しかし、文化は違ってもスポーツの目的は一つ。「みんなでスポーツを楽しむこと」です。様々な意見を取り入れながらも、一番大切な目的を念頭に置いて指導を続けました。
結果、自分が教育した体育講師と現地の子どもが体育の授業を通して、お互いに充実感を得ながらスポーツに打ち込んでいる様子を目にすることもでき、この仕事の素晴らしさを実感できました。

大学で学んだことを礎に、世界の体育の魅力を発信

現在の仕事は、大学時代に学んだことが礎となっています。東京女子体育大学新体操部部長の秋山先生には長きにわたってご指導いただきました。教育者としての背中をずっと見せていただいたことで、自分が教える立場になった時に、自然と指導方法が身についていることが多く、教育者として欠かせない姿勢を教えていただきました。

幼少期から大学卒業まで、長い間、日本の体育教育を受けてきた私。他国の視点で改めて見ると、日本の体育教育はとても充実した教育だとわかります。
今までは教えてもらう側でしたが、次は私が教える番です。現在は新型コロナウイルスの感染拡大により一時的に帰国しています(※)が、オンラインを上手に活用しながら、これからも世界に日本の体育教育を広げていくことが、私の今の目標です。
2021年取材当時

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