原口 京夏 さん
東京女子体育短期大学 こどもスポーツ教育学科
こども教育コース
保育士資格を取得
4月から杉並区にある保育園に勤務。
大学の授業で受けた調理実習が、施設実習で大いに役立ったという話を聞きました。実習に行った学生さんは、もともと家であまり料理をする習慣がなかったそうです。しかし、大学の調理実習を通して基本的な調理方法や、味見の大切さを学び、実際の現場でその経験が活きたと話してくれました。
実際の調理実習の様子①
調理実習では、単に料理を作るだけでなく、「どの調味料をどのくらい使えばよいのか」「味見をしながら微調整することの大切さ」を学ぶ機会が多かったそうです。また、グループでの調理を通じて、他の人と協力して料理を進める力も養われました。
実際の調理実習の様子②
施設実習では、子どもたちのために毎日の食事を作る機会があったそうです。初めて聞くメニューに戸惑うこともありましたが、事前に調べたり、大学の調理実習で学んだことを思い出しながら調理を進めたそうです。特に印象的だったのは、「味見をしながら調理を進める大切さ」。施設では子どもたちに提供するため、ちょうどよい味に調整することが求められます。調理実習でプレーンやきなこの白玉を作った時も、大人が味見をしてもあまり無味に近い味付けだけど、子どもの味覚を知ることができたといいます。そんな調理実習の経験があったことで、その感覚をつかむことができたと語る
また、実習を通じて、料理だけでなく子どもたちとの関わり方も学べたとのこと。子どもたちは「今日は何を作るの?」と興味津々で、調理中に味見をさせてあげることで距離が縮まり、信頼関係を築くきっかけにもなったそうです。
「調理実習がなかったら、施設実習での調理はもっと大変だったと思う」と話す学生さん。大学での学びが、実践の場でしっかりと活かされたエピソードでした。実習を経験することで、知識だけでなく実際に使えるスキルとして身についていくことを実感できたようです。
料理ができるようになっただけでなく、それが実際の現場で役立ち、さらに子どもたちとのコミュニケーションにもつながる。大学の学びの重要性を感じる、素敵な話でした。
2023.06.19
2024.07.29
2024.06.15