こどもスポーツ教育学科では2年次に、歌・音楽・ダンスの要素を取り入れたミュージカル「創作オペレッタ」に取り組みます。2年間で学んだ「動きづくり」「音づくり」「ものづくり」の知識や技術を最大限に活かし、脚本、作詞作曲、振り付け、衣装・小道具制作、照明プランまで、すべて自分たちの力で創り上げる、学びの集大成の場となっています。
2023年度創作オペレッタ発表会は、2月12・13日の二日間で実施されました。公演は2日目の夕方に行われますが、こどもスポーツ教育学科の集大成が、この2日間に凝縮されます。今回、ご指導いただく先生方に帯同して学びの姿を記録していましたので、たましんRISURUホールにおける学びの姿をご紹介いたします。
1年間という期間を、さまざまに形態を工夫しながら、音楽表現を主軸として学んでまいりました。学内ではメディアホール、音楽室、教室、センターホールなど、学内施設を活用して舞台を想定した練習を重ねてきましたが、この1日目が発表会場で行う初めての練習です。目の前には大きな観客席が上にも、下にも、これまでの練習環境から一変して自ずと緊張感に包まれる様子がわかります。
緊張感に包まれても、先生方のガイダンスを経て1日目と2日目の活動構成を理解した後は、この空間に適応するための準備がスタートします。発表する舞台の幅、奥行き、高さを確かめながら、動き、声、配置など練習で積み上げた経験を、演出に合わせて再現していきます。
舞台は、プロフェッショナルな照明・音響スタッフにお願いしていますので、事前の打ち合わせ内容を基礎として舞台構成が定着していきます。その時その場に、今年の舞台表現が立ち現れてくる!このあと、そんな瞬間に立ち会うこととなります。
「この舞台が私たちの作品」こうした目標のもとに、一人一人が複数の役割を担いながら意見を交わす姿があります。この場にいることで創作の現場を体感することができ、自分なりの想いを動きと音楽で表現を試みることができる。このホールで得た経験を、教育や保育の現場で活かすことができるならば、素敵な学びの機会だと思います。
ここには見えませんが、プロフェッショナルの照明・音響スタッフの皆さんが着々と翌日の準備を進めています。
2023.06.19
2024.04.24
2024.06.15
2024.06.03