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東女体大Women's

競技を楽しみ「一打に賭ける」その積み重ねの金メダル

記事公開日:2024.02.05

2021年、コロナ禍という厳しい状況の中で東京2020オリンピックが開催されました。
世界の多くの人々に希望と感動を与えたオリンピックで、東京女子体育大学の卒業生も活躍。
今回は東京オリンピックで活躍した卒業生たちに、試合でのこと、感じた想いなどをインタビューしました。

PROFILE

ソフトボール
森 さやか さん

1988年、埼玉県生まれ。
在学中の2010年にインカレ優勝。卒業後はルネサスエレクトロニクス高崎(2011~14年)→ビックカメラ高崎(2015年~)に所属。2014年世界選手権代表。日本リーグ首位打者1回、ベストナイン3回。
打撃力が高く、外国人投手に対する強さから「打撃の職人」と呼ばれ日本代表で活躍。

「ソフトボールが楽しい」その延長線上あったオリンピック

ソフトボールの魅力は、打つ・走る・投げるなど、競技の中で様々な動きができるところ。
小学4年生で始めてすぐにハマりました。卒業文集には漠然と「オリンピック選手になりたい」と書きましたが、中学生の時に膝の靭帯を切ったこともあって、オリンピックを目指したというよりは、高校・大 学・実業団と「ソフトボールが楽しくて続けていたらオリンピック選手になれた」という感覚です。

2008年の北京で日本が優勝した時は大学に在学中。金メダルを見せてもらい、オリンピックを身近に感じられる環境でした。オリンピック種目から外れても特に気にならず、卒業後は実業団へ。1年目は全く打てずに悔しかったですね。
監督から細かい指導を受けて打撃に関する引き出しが増え、試合の打席で使えるようになった3年目に首位打者を獲得。次の年に全日本に選出されて視野が広がり、刺激を受けたことが技術向上のターニングポイントになったと思います。

やるべきことはやってきた。だからこそ、一打に賭ける

東京オリンピックは先発ではなく代打として出場。監督から「一打に賭けろ」と言われ、重要な場面で出される覚悟を決めました。監督に信頼して送り出してもらうため、毎日相手チームのビデオを見てタイミングを研究。しっかり準備をしたので初球から振っていけました。個人的には初戦のセンター前ヒットが印象に残っています。

チームとしての目標はもちろん金メダル。重圧はありましたが、戦略通りにやれば勝てる。精神的にも肉体的にも辛い練習を乗り越え「やることはやってきた」と開き直って戦えました。決勝はピンチの場面で何度もミラクルが起き、ベンチで鳥肌が立ちました。
優勝が決まった瞬間は「嬉しかった」の一言です。周囲の期待に応えられたし、代表に選ばれず悔し涙を流した選手たちのためにも、金メダルが取れて良かったと思います。

選手は今シーズンで引退します。所属先で選手を支えること、オリンピックの盛り上がりを維持して競技人口が増えるよう、ソフトボールの楽しさや魅力を伝えていくことが次の目標です。

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