女子体育研究所は、体育・スポーツ領域の研究活動の振興並びに研究成果の普及を図ることを目的としています。所員の研究活動を支援し、研究成果を毎年度1回「紀要」として発刊しています。また、さまざまな助成を通じて研究を促進し,本研究所主催のフォーラムを開催するなど、研究活動の充実に努めています。
女子体育研究所では、以下の助成を通じて研究活動を促進しています。
本学の研究・教育に資する個人の研究を助長するために、研究費の一部を補助することを目的としています。 研究期間は単年度(1年間)としています。
上記個人研究費の増額により、更なる研究・教育の発展を目的として助成します。
特色ある教育、大学教育改革、学術研究の振興および若手研究者の育成に寄与することを目的に、本学教員が中心となって行う共同研究を助成します。研究期間は、単年度、または複数年度(2年間)としています。
学長のリーダーシップを基に教育職員の研究活動を促進し、本学教育の充実を図るとともに、本学の向上発展に寄与する目的で助成します。研究期間は、単年度、または複数年度(2年間)のものとなります。
学内で開催される学会・研究会・研修会等のうち、学内教職員などが自由に参加できるものについて、後援・助成します。助成金には、文部科学省科学研究費補助金の間接経費が当てられます。
例年1月下旬に「研究フォーラム」を開催し、本学教員の研究成果について公表の場を設けています。「個人研究」「共同研究」「学長奨励研究」のほか、日本学術振興会の科学研究費補助金による助成を受けた研究などが発表されます。本学教職員に加え、誰もが自由に聴講できるため、大学3年生が卒業研究に向けた準備として、研究の進め方や発表の方法を学ぶために参加しています。
女子体育研究所に紀要編集部会が設けられ、毎年度1回紀要を刊行しています。第1号から第58号までの紀要は電子化され、東京女子体育大学・東京女子体育短期大学学術機関リポジトリで検索できます。
学内での研究報告をとりまとめ、また、研究所の活動報告を行うため、女子体育研究所所報を発行しています。研究助成制度の内、「共同研究」に採択された内容については、公表が義務化されています。
これまでに発行した『女子体育研究所所報』及び紀要は、「東京女子体育大学・東京女子体育短期大学学術機関リポジトリ」から閲覧が可能です。
東京女子体育大学は、本学の教職員・学生により作成された学術研究成果を保存し、学内外に発信・提供する「東京女子体育大学・東京女子体育短期大学 学術機関リポジトリ」(https://twcpe.repo.nii.ac.jp/)を構築しております。 このたび、本学が発行した紀要について、創刊号まで遡って学術機関リポジトリに登録し、電子的に保存・公開することを計画しております。
つきましては、各論文の著者及び著作継承者の皆さまには、東京女子体育大学が行う次の2点についてご了承いただきますようお願い申し上げます。
上記2点について、ご了承いただけない場合のご連絡を2020年(令和2年)9月30日まで告示させていただいておりましたが、ご連絡がなかった方の論文はご了承いただいたものとさせていただき公開いたしました。ご了承いただけない場合には、女子体育研究所までお申し出を頂ければ、当該論文の電子的公開を中止いたします。 対象となる紀要は過去のものも多く、全ての方へ個別にご連絡を差し上げることが難しいことから、このような方法により皆さまへお願いをさせていただくことをご了解ください。ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、この告知は電子的公開に関する許諾をお願いするものであって、著作権の譲渡をお願いするものではないことを申し添えます。
オープンアクセスポリシー
毎年4月下旬に学校行事として「体力テスト」を実施しています。大学・短期大学の1・2年生がテストを受ける側(被検者)、大学3・4年生がテストを実施する側(検者)として、また、企画・運営は大学3・4年生の代表である20余名の「体力テスト実行委員」によって行われています。基礎データと総合評価は、文部科学省発表によるものと、本学での約半世紀に渡るデータの蓄積によるものです。
女子体育研究所では、2008年(平成20年)度以降の測定データを公開することとしました。測定項目は学部学科学年別・クラブ別に、体格、握力、背筋力、上体おこし、垂直跳び、立ち幅跳び、反復横跳び、50m走、シャトルラン、最大酸素摂取量、ハンドボール投げ、及び長座体前屈です。測定方法、体力テストの運営等については「新体力テスト結果報告書(令和4年度版)」をご参照ください。
<研究者の方へ>
公開した測定データを研究等にご利用になる場合には、お手数ですが女子体育研究所までご一報くださるようお願いいたします。
2020年度は、新型コロナウィルス感染拡大により中止
東京女子体育大学 女子体育研究所
〒186-8668 東京都国立市富士見台4-30-1
TEL:042-572-4131
メール:joken@twcpe.ac.jp
令和6年度は、科研費の助成を受けて、下記の研究が行われています。
研究課題 | 女性アスリートの摂食障害予防プログラムの開発と効果の検討 |
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研究代表者 | 栗林 千聡 |
研究期間 | 令和6年度~令和11年度 |
研究課題 | 動きを教える力をどのように評価するか-器械運動における促発指導能力の査定- |
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研究代表者 | 佐藤 晋也 |
研究期間 | 令和5年度~令和7年度 |
研究課題 | 運動が得意および不得意な学習者の体育授業に対する内発的動機づけに関する研究 |
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研究代表者 | 梶 将徳 |
研究期間 | 令和5年度~令和9年度 |
研究課題 | 女性アスリートの成長に伴う生理学・心理学的変化とジェンダーバイアスの実態 |
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研究代表者 | 塚原 由佳 ※University of Iowaに勤務 |
研究期間 | 令和3年度~令和7年度 |
研究課題 | 在宅医療的ケア児・家族・支援者を繋ぐアドバンスケアプランニングノートの開発 |
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研究代表者 | 青山 有希 |
研究期間 | 令和5年度~令和7年度 |
研究課題 | 保育者による身体活動量と基本的動作を考慮した運動遊びの実施の有用性と継続性の検討 |
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研究代表者 | 堀内 亮輔(研究分担者) |
研究期間 | 令和5年度~令和7年度 |
研究課題 | 幼児の運動能力向上を企図した絵本の開発とその評価に関する研究 |
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研究者 | 堀内 亮輔(研究分担者) |
団体名 | 公益財団法人 前川財団 |
研究期間 | 2023年10月6日から2024年7月31日 |
研究課題 | 女性アスリートの競技力や女性の社会的評価の向上に資する研究事業 |
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研究者 | 塚原 由佳 |
団体名 | 公益財団法人JKA |
研究期間 | 令和4年6月16日~令和5年3月31日 |
今後の活動等 | 本研究では指導者を対象としたアンケートとともに審美系と非審美系の運動選手の体組成や骨密度、骨代謝を測定しました。今後はこちらの本学の女子体育研究所のURLを通じて今後も成果物が発信される予定です。測定したものは血算、生化学、ホルモン、骨代謝マーカーなどで、女性アスリートが健康的にスポーツができる方法を発信していく予定です。 |